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2008年01月 アーカイブ

2008年01月07日

Addex、急性不安におけるADX10059の第IIa相データを発表

Geneve, Switzerland, Jan 4, 2008 - (JCN Newswire) - アロステリックモジュレータを専門とする企業のAddex Pharmaceuticals(SWX:ADXN)は本日、歯科治療に対する不安を持つ患者を対象とした小規模な第IIa相試験において、ADX10059が急性予期不安を軽減しなかったと発表しました。しかしながら不安緩解作用についてある程度の徴候が観察されました。逆流性食道炎(GERD)と片頭痛に対するADX10059の開発は計画どおり続けられています。

AddexのCMO、シャーロット・キーウッド(Charlotte Keywood)は次のように述べています。「ADX10059は急性予期不安を対象としたこの臨床モデルでは有効性を示しませんでしたが、他のタイプの不安、特に長期投与が必要とされるようなものについては可能性が存在すると確信しています。今回の調査のデータについて分析を完了したうえで、不安を適応とするADX10059の今後の計画を発表する予定です。」

この試験は二重盲検プラセボ対照試験であり、英国の歯科治療専門センターにおいて行われました。この試験には通常の歯科治療を受けた、歯科治療に対して中程度に重篤な不安を持つ50名の患者が参加しました。患者は歯科治療の60分前に250 mgのADX10059またはプラセボが与えられました。不安に関するビジュアルアナログスケール(不安に関するVAS)と呼ばれる主観的評価システムを使用し、治療の前、途中、および後における特定の時点で不安の測定が行われました。ストレスに対する身体反応の客観的測定値となる皮膚の伝導度と、試験に使用された薬剤の有効性に対する患者の評価も測定されました。

主なエンドポイントである投与後60分時点(歯科治療開始の直前)における不安に関するVASでは、ADX10059とプラセボとの間に有意な差はありませんでした(平均VASはそれぞれ4.81 cmと4.67 cm)。不安に関するVASは坑不安薬に対する反応を測定する手段として広く認められていますが、これは主観的な測定手段であり、したがって特に小規模な試験では医薬品の作用を解釈することは困難です。

この試験ではいくつかの不安緩解作用の徴候が観察されました。有意な差は得られませんでしたが、ADX10059投与群の患者では投与後30分以降のすべての時点において皮膚伝導度の上昇率が低く、ストレスが軽度でありことが示唆されました。また患者による有効性の評価はADX10059の方が高く、56%はADX10059を「good」または「excellent」と評価したのに対し、プラセボではこの値は30%に留まりました。また「poor」と評価したのはADX10059投与群では15%でしたが、プラセボ群では39%に達しました。患者による評価の統計的分析は現在も継続中です。

この試験においてADX10059は一般に良く忍容され、重篤な有害事象は見られませんでした。

ADX10059は代謝調節型グルタミン酸受容体5(mGluR5)をターゲットとするネガティブ・アロステリックモジュレータ(NAM)です。同様な作用機作を持つ製品のFenobamは、1980年代に行われた調査において、繰り返し投与を受けた全般性不安障害患者に対して有効性を示しています*。

2008年01月09日

骨粗しょう症薬であご骨壊死

骨粗しょう症薬であご骨壊死
歯科治療後 副作用、全国で30人

骨粗しょう症の代表的な治療薬「ビスフォスフォネート(BP)製剤」を使っている方は
歯科治療を受ける前に歯科医に薬を飲んでいることを伝えて下さい。

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以下ニュース内容

骨粗しょう症の代表的な治療薬「ビスフォスフォネート(BP)製剤」を使っている人で、歯科治療後にあごの骨が壊死(えし)するなど副作用に見舞われている人が全国で少なくとも30人に上ることが日本口腔(こうくう)外科学会(理事長=福田仁一・九州歯科大学長)の調べで分かった。

 薬と抜歯などの治療後の細菌感染が重なったのが原因とみられる。

 国内では、高齢の女性を中心に骨粗しょう症患者は約1000万人と推定され、100万人以上がBPを服用していると言われている。厚生労働省は、BP使用によるあごの骨の壊死に関連する副作用の診断基準などを掲載した重篤副作用疾患別対応マニュアルを早急にまとめ、患者や医師に注意喚起する方針だ。

 BPは、骨の代謝を抑える作用があるほか、がんの骨転移による骨壊死を防ぐ働きもある。

 同学会は昨年、BPを普段使っている患者に、抜歯後の穴が埋まらず骨が露出し、あごの骨が腐ったり、炎症が悪化したりする副作用が続出したのを受け、全国の主な歯科治療施設239か所を対象にアンケート調査を実施した。

 その結果、30人があごの骨が腐る、骨髄炎などの重い「副作用」を起こしていたことが判明。平均年齢は66・9歳で、女性が26人と大半を占めた。乳がん治療などの一環として注射を受けている人が25人と多く、骨粗しょう症治療のために錠剤を飲んでいる人は5人だった。

 副作用が出たのは、抜歯後が16人と最も多く、インプラントや義歯装着でも発症。歯周病など口内に問題があって発症したケースも5人いたという。

 福田理事長は「BPを使っている患者は、歯科治療の際に必ずその旨を歯科医に伝え、BPを処方する医師も副作用について十分説明することが重要だ」と話している。


2008年01月18日

歯ぎしりが胃潰瘍を予防

睡眠中の歯ぎしりが、ストレスを発散し、胃かいようの予防に
効果を発揮していることが、神奈川歯科大学高次脳口腔科学研究センター
(横須賀市稲岡町、代表=佐藤貞雄教授)の研究で分かってきた。

研究グループは、二十匹の実験マウスを六時間にわたり体を固定し、
水や食べものを与えない拘束ストレスを与えた上で、
筋電図で歯ぎしりをしているかいないかを計測。
さらに胃潰瘍の進行状態との関係を調査した。

それによると、マウスの歯ぎしりようの運動の平均時間は五百五十秒。
それぞれ個体差があり、歯ぎしりを約二百秒しかしなかったマウスは
胃の血管が赤くなったり粘膜の約90%に出血がみられたりした。
これに対し、平均を上回る約八百秒に達したマウスは半分以下の
40%程度にとどまっていた。

マウスに棒をかじらせることで胃潰瘍の状態が改善することも判明。
佐藤教授は「これまで歯ぎしりはやっかい視され、治さなければならないもの
ととらえられてきたが、病気を予防するという良い効果もある」と説明。
さらに「ストレスが記憶力を低下させることも分かっている。
かむ効果は、認知症の予防にもつながる可能性がある」としている。

一方で、歯ぎしりが歯を悪くし、歯周病の原因にもなりかねない点を踏まえ、
「歯のかみ合わせをきちんとチェックして、悪い場合は矯正するなど
日ごろから正しいかみ合わせに心がける必要がある」とアドバイスしている。

同教授は今後、自治医科大の研究グループと合同で、歯ぎしりと、
全身の健康や病気との関係について研究を進めていくことにしている。


2008年01月20日

無糖ガムにご用心:毎日15枚食べて「体重激減」との研究

シュガーレス(無糖)ガムを大量にかむと
極端な体重減少につながるおそれがあるという症例研究が発表された。
最大で、正常な体重の20%が失われる可能性があるという。

独ベルリン大学などの研究者によって、英国の医学雑誌『BMJ』誌に
掲載された論文は、2件の症例研究で構成されている。

症例の1つは21歳の女性患者で、8カ月にわたって、
1日に4~12回もの重度な下痢に悩まされていると訴えていた。
体重が11キログラム落ち、肥満度を示すボディマス指数(BMI)は
16.6と、標準値をかなり下回っていた。
問診によって、この患者は無糖ガムを1日におよそ15枚かんでいたことが
明らかになり、ガムをかむのをやめると症状は消えた。

もう1つの症例は46歳の男性で、やはり先の女性と同じような症候があった
[体重が1年で22キログラム減少]が、ガムをかむのをやめると、
同じように驚くほど体重が戻った。

この体重減少はソルビトールの過剰摂取による、
下痢やその他のお腹の不調の結果だった。
ソルビトールは一般的な甘味料で、大量に摂るとお腹が緩くなる。
ソルビトールなどの糖アルコールは、血液中には完全に吸収されないので
血糖値の上昇が小さいが、小腸で吸収されないため、
過剰に摂取すると下痢等の原因となる。
ただし、継続的に摂取するとほとんどの場合はある程度の耐性を生じ、
これらの症状は見られなくなるとされる。

WebMDの記事によると、先述の女性は、
1日あたり20グラム程度のソルビトールを摂取。
一方、男性は1日あたりにして20枚のガムと
200グラムほどの菓子を食べており、
1日あたり合計で30グラムのソルビトールを摂取していた。
米国の食品医薬品局(FDA)は、1日あたり50グラム以上の
ソルビトール摂取は下痢の危険があると注意し、
製品への警告掲示も義務づけているが、今回の例では
基準の半分近い量でも重度の副作用が発生した。

南カリフォルニア大学の准教授Roger Clemens氏は『WebMD』に対し、

ソルビトールについて「緩下作用はこれまでにもかなり言われていることだ」
と話している。
「普通の消費者が1日にガムを20枚以上消費するとは、
われわれはふつう考えない」


2008年01月24日

歯型照合を大幅短縮

 歯のレントゲン写真を使った遺体の身元確認をパソコンを使って大幅に短縮するシステムを、群馬県高崎市の歯科医師、小菅栄子さん(36)らが日本で初めて開発した。実用化されれば大規模災害や航空機事故の際の身元確認が迅速化するほか、行き倒れの身元不明遺体の特定にも威力を発揮しそうだ。

 遺体の身元確認は、指紋による照合がシステム化されているが、歯によるものは、遺体と生前のレントゲン写真を目視で比べるため時間がかかる。歯のレントゲン写真は、同じ部位を撮影しても照射角度などで微妙な違いが生じるため、パソコンによる正確な判別は難しいとされてきた。

 小菅さんは、画像の類似性を数値化する「位相限定相関法」の技術研究をしている東北大大学院情報科学研究科の青木孝文教授の研究室と協力し、精度を高めることに成功した。

 新技術では、60人分の実験で、目視だと3600回の照合作業が必要だったのに対し、180回で済んだという。絞り込む作業にかかった時間もわずか3・6秒だった。

 昨年11月に米シカゴで開かれた北米放射線学会でも、約4000件の研究の中から記者発表の機会を得た14件に選ばれ、CNNテレビでも研究成果が放映された。

 小菅さんの父、篠原瑞男さん(62)も歯科医で、昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故の遺体確認の苦労を体験。小菅さん自身も御巣鷹山の慰霊登山で遺族と交流するうち、照合技術の開発を決意したという。

 新技術の実用化には警察当局も期待しており、ソフト開発企業との交渉も本格化している。

2008年01月26日

虫歯の詰め物にICタグ 個人識別に新システム

虫歯治療などの際、詰め物と一緒に氏名や生年月日などの個人情報を登録したICタグを埋め込み、将来は携帯電話などで情報を読み取って個人を識別する認証システムの実用化に東北大の研究チームが取り組んでいる。

 研究に当たる堀内博名誉教授と歯学研究科(渡辺誠研究科長)の石幡浩志助教は、患者の取り違え防止や自分の口元に近づけたときだけ動作する携帯電話の開発につなげたいとしている。

 実用化にはICタグを誤って飲み込んだ際の安全性の確保、人体に埋め込むことの是非など倫理面での議論も必要になりそうだ。

 ICタグは情報を登録する集積回路(IC)とアンテナを組み合わせ、外から微弱な電波を当てて情報を読み取る技術で、物流などの分野で利用されている。

 石幡助教らは治療で歯を削った際にできる空間に着目。実験では縦約8ミリ、横約3ミリ、厚さ約2ミリのICタグをイヌの歯の中に収めた。情報は3センチ程度離れても読み取れたという。

 石幡助教は「ICタグは歯の中に埋めるため、生体の拒絶反応などは起きない。携帯電話を利用するときの“鍵”にも使えるなど応用範囲は広い」と話している。

 研究成果は米国の電気電子学会の論文誌に掲載された。

2008年01月28日

骨髄細胞であごの骨再生 重い歯周病対策で東大医科研

重い歯周病でひどくやせたあごの骨に骨髄の細胞を入れ、
骨を再生させる治療が成果をあげている。
東京大医科学研究所の各務(かがみ)秀明客員准教授らの臨床試験で、
10人中8人でインプラントを入れられる状態まで骨が厚くなった。
有力な治療法の一つになりそうだ。
20日開かれた歯科インプラント治療のシンポジウムで成果が報告された。

重い歯周病では歯が抜けるだけでなく、
歯を支えていたあごの骨もやせ細っていくことが多い。
骨の厚さが5ミリ以下になると、義歯が入れられなくなる。
義歯を入れるには、これまでは腰や、あごの別の部分の骨を移植するか、
人工骨を使う治療しかなかった。

チームは東京医科歯科大などと協力、2年半前から臨床試験を始め、
10人の患者から骨髄を採って培養した。
このうち8人に、骨が欠けたときの治療などで使う補填(ほてん)材と一緒に、
薄くなったあごの骨に盛った。
半年後に8人とも義歯を埋め込めるまで再生。
1年経過した5人ではもとの骨との境目が見えなくなるほどに回復した。

課題は、得られる細胞の質や増え方に、まだばらつきがある点だという。
各務客員准教授は「今回の方法なら骨髄の採取は外来、細胞の移植も
1泊2日でできる。中高年の患者に対し、体の負担が少なくてすむ」
と話している。

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