Addex、急性不安におけるADX10059の第IIa相データを発表
Geneve, Switzerland, Jan 4, 2008 - (JCN Newswire) - アロステリックモジュレータを専門とする企業のAddex Pharmaceuticals(SWX:ADXN)は本日、歯科治療に対する不安を持つ患者を対象とした小規模な第IIa相試験において、ADX10059が急性予期不安を軽減しなかったと発表しました。しかしながら不安緩解作用についてある程度の徴候が観察されました。逆流性食道炎(GERD)と片頭痛に対するADX10059の開発は計画どおり続けられています。
AddexのCMO、シャーロット・キーウッド(Charlotte Keywood)は次のように述べています。「ADX10059は急性予期不安を対象としたこの臨床モデルでは有効性を示しませんでしたが、他のタイプの不安、特に長期投与が必要とされるようなものについては可能性が存在すると確信しています。今回の調査のデータについて分析を完了したうえで、不安を適応とするADX10059の今後の計画を発表する予定です。」
この試験は二重盲検プラセボ対照試験であり、英国の歯科治療専門センターにおいて行われました。この試験には通常の歯科治療を受けた、歯科治療に対して中程度に重篤な不安を持つ50名の患者が参加しました。患者は歯科治療の60分前に250 mgのADX10059またはプラセボが与えられました。不安に関するビジュアルアナログスケール(不安に関するVAS)と呼ばれる主観的評価システムを使用し、治療の前、途中、および後における特定の時点で不安の測定が行われました。ストレスに対する身体反応の客観的測定値となる皮膚の伝導度と、試験に使用された薬剤の有効性に対する患者の評価も測定されました。
主なエンドポイントである投与後60分時点(歯科治療開始の直前)における不安に関するVASでは、ADX10059とプラセボとの間に有意な差はありませんでした(平均VASはそれぞれ4.81 cmと4.67 cm)。不安に関するVASは坑不安薬に対する反応を測定する手段として広く認められていますが、これは主観的な測定手段であり、したがって特に小規模な試験では医薬品の作用を解釈することは困難です。
この試験ではいくつかの不安緩解作用の徴候が観察されました。有意な差は得られませんでしたが、ADX10059投与群の患者では投与後30分以降のすべての時点において皮膚伝導度の上昇率が低く、ストレスが軽度でありことが示唆されました。また患者による有効性の評価はADX10059の方が高く、56%はADX10059を「good」または「excellent」と評価したのに対し、プラセボではこの値は30%に留まりました。また「poor」と評価したのはADX10059投与群では15%でしたが、プラセボ群では39%に達しました。患者による評価の統計的分析は現在も継続中です。
この試験においてADX10059は一般に良く忍容され、重篤な有害事象は見られませんでした。
ADX10059は代謝調節型グルタミン酸受容体5(mGluR5)をターゲットとするネガティブ・アロステリックモジュレータ(NAM)です。同様な作用機作を持つ製品のFenobamは、1980年代に行われた調査において、繰り返し投与を受けた全般性不安障害患者に対して有効性を示しています*。