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2008年03月 アーカイブ

2008年03月02日

息子の歯で人工角膜移植、視力回復

爆発事故で失明したアイルランドの男性が、息子の歯を用いた
人工角膜を移植することによって視力を回復した。

移植手術を受けたのは、同国西部メイヨー(Mayo)州在住の
Bob McNicholさん(57)。
McNicholさんは2005年11月、リサイクル工場で、
液化アルミニウムが爆発した事故で失明した。

McNicholさんは、同国RTEラジオに、「一生、目が見えないと思った」
と振り返った。

McNicholさんは、アイルランドの医師から、視力回復にはもう治療法がない
と宣告された後、英国ブライトン(Brighton)の病院で行われた
歯根部利用人工角膜(Osteo-Odonto-Keratoprosthesis、OOKP)と呼ばれる
奇跡的な手術の存在を知った。
この技術は、1960年代にイタリアで開発されたもの。

手術には、息子のRobertさん(23)の歯、歯根、あごの一部が使用された。
歯に穴が開けられ、そこにレンズをはめ込んで作られた
人工角膜が移植された。
一回目の手術は10時間、2回目は5時間の時間を要した。

McNicholさんは、「今や出かけるにもテレビを見るにも十分な視力。
完全な闇から単純なことができるようにまでなった」と喜びを語った。

2008年03月10日

民間初の乳歯バンク事業化へ

子供の乳歯から取り出した体性幹細胞(歯髄幹細胞)を保存・管理し、
歯骨や皮膚などの再生医療に役立てる日本で民間初の乳歯バンクが
今月中をめどに設立されることが1日分かった。

乳歯バンクを運営するのは、バイオベンチャー企業の「乳歯幹細胞バンク」。
歯髄幹細胞研究の権威である名古屋大の上田実教授の協力を得て事業化する。

歯髄幹細胞による再生医療は、歯骨の治療やしわ取りなどの
美容整形分野への応用研究が急速に進んでおり、
早期の実用化が可能とみられている。
一般を対象とする民間の乳歯バンクができることで、
再生医療業界に弾みがつきそうだ。

乳歯幹細胞バンクは、登録窓口となる歯科医院を提携先として組織化する。
歯科医院を通じて預かった乳歯から歯髄幹細胞を取り出して、保存・管理する。
そして、登録者の治療依頼を受けると、
同バンクに保存していた細胞を出荷する仕組み。
同バンクは、バンク登録者の登録料と保管期間に応じた管理料などで
収益を確保する。
登録料は期間に応じて10万円~30万円程度を予定しており、
数年後の黒字化を目指す。


民間初の乳歯バンク事業化へ

子供の乳歯から取り出した体性幹細胞(歯髄幹細胞)を保存・管理し、
歯骨や皮膚などの再生医療に役立てる日本で民間初の乳歯バンクが
今月中をめどに設立されることが1日分かった。

乳歯バンクを運営するのは、バイオベンチャー企業の「乳歯幹細胞バンク」。
歯髄幹細胞研究の権威である名古屋大の上田実教授の協力を得て事業化する。

歯髄幹細胞による再生医療は、歯骨の治療やしわ取りなどの
美容整形分野への応用研究が急速に進んでおり、
早期の実用化が可能とみられている。
一般を対象とする民間の乳歯バンクができることで、
再生医療業界に弾みがつきそうだ。

乳歯幹細胞バンクは、登録窓口となる歯科医院を提携先として組織化する。
歯科医院を通じて預かった乳歯から歯髄幹細胞を取り出して、保存・管理する。
そして、登録者の治療依頼を受けると、
同バンクに保存していた細胞を出荷する仕組み。
同バンクは、バンク登録者の登録料と保管期間に応じた管理料などで
収益を確保する。
登録料は期間に応じて10万円~30万円程度を予定しており、
数年後の黒字化を目指す。


2008年03月11日

ライオンがチューインガム 噛んで虫歯予防

ライオンは4日、新しいチューインガムのブランド「MEDISH」を
26日から全国発売すると発表した。
歯周病や虫歯予防の成分を配合。
歯磨きの定着率が30%と低い昼食後の利用によるオーラルケアを提唱する。

売り場も菓子売り場ではなく、歯ブラシや歯磨き粉の販売コーナーに配置し、
差別化を図る。

新発売となるのは、歯周病菌に効く「Pタイプ」と、
歯垢を分解する「Cタイプ」の2種類。
歯ぐきにダメージを与える歯周病菌放出毒素を無毒化するタンパク質、
歯垢中の糖を分解する酵素をそれぞれ配合して、
口内の健康を改善する機能性を前面に出した。

希望小売価格は、袋入り(42グラム)が360円、
ボトル入り(75グラム)が600円。
一般的なガムと比べ、100円ほど高い価格設定とした。

機能性ガムは、菓子大手のグリコやロッテが特定保健用食品として、
菓子売り場を中心に販売している。
今回、ライオンは、効能表示などで制約がある「食品」として
新製品を販売する戦略をとった。

機能性ガムを中心としたオーラルケア食品市場の規模は現在38億円だが、
「歯磨きの補助効果などが認知されてきており、倍増が見込める」として、
ドラッグストアなどの歯ブラシ売り場での販売を本格化させる。

2008年03月12日

メタボが気になる人男性向けカロリーゼロ・ゼリー飲料発売

クラシエフーズは、男性向けのカロリーゼロ・ゼリー飲料「オトコ燃える。」
を3月10日より全国で販売すると発表した。
メタボリックシンドロームを気にする30~40代の男性が主要ターゲット。
希望小売価格は210円(180g入り)。
歯ごたえのある食感を持たせることで、カロリーがゼロでありながら
空腹感を満たせる。
さらに、体内の脂肪燃焼に効果があるとされる「L-カルニチン」を50mg、
ビタミンB1/B2/B6/B12/パントテン酸を1日分の50%、
さまざまな栄養素を含むマカを配合し、カロリー制限だけでなく健康サポートも図る。

男性に好まれるすっきり系のミックスフルーツ味とした。

厚生労働省の医療制度改革にともない、メタボリックシンドロームの
該当者と予備群を減らす目的で「特定健康診査・特定保健指導」が
2008年4月に始まる。
こうした背景で高まるメタボリックシンドロームへの関心に合わせ、
対策ゼリー飲料を販売していく。

クラシエフーズの調査結果によると、20~50代男性の50%が
「メタボリックシンドロームが気になる」と答えた。
また、同社が引用した厚生労働省の発表では、
「30代男性の3人に1人が肥満」
「40代男性においては5人に2人がメタボリックシンドロームの疑いがある」
とされた。

2008年03月14日

虫歯予防は朝食が大事 加古川で保健大会/兵庫県

子どもの歯の健康について考える「播磨地区学校歯科保健大会」が先月21日、
兵庫県の加古川市民会館小ホールで開かれ、約400人が集まった。
播磨学校歯科医会などの主催で25回目。

この日、市立加古川中学校の倉谷有子養護教諭が
中学生の歯の健康について研究発表。
「就寝が遅い生徒は、朝食や歯磨きに当てる時間が短く、口内環境も乱れがち」
「あまりかまずに食べられ、砂糖も入ったパンを朝食にする生徒に歯肉炎が多い」
などと伝えた。

続いて、帝塚山学院大学のジェフ・バーグランド教授が
「これからの子育て論~父母の役目」と題して講演。
日米の文化の違いをユーモアを交えて紹介し、子育てについて、
「夫婦でも親子でも自分と違うところを嫌うのでなく、
違う価値観を持っている者同士が、
観察しあいながら互いに高め合うことが必要で、
特に子どもはほめてあげることが大事」
と呼び掛けた。

2008年03月15日

乳歯の幹細胞から歯を支える骨 名古屋大が犬で成功

子犬の乳歯からとった「歯髄幹細胞」を使って親犬の歯を支える骨を新たに形成することに、名古屋大の上田実教授(口腔(こうくう)外科学)らのチームが成功した。歯槽膿漏(しそうのうろう)や、様々な骨の病気の治療に応用が期待されるという。13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。

 乳歯の中にある歯髄幹細胞は、増殖能力や骨・神経などに分化する能力が高いことがマウスの実験でわかっている。

 チームは2組の犬の親子で実験した。子の乳歯の歯髄幹細胞▽親の永久歯の歯髄幹細胞▽親の骨髄の幹細胞――の3種類をそれぞれ培養して増やし、親の歯を抜いた跡に移植したところ、いずれも4週間で歯の根本を支える「歯槽骨」が新たにできた。中でも乳歯の歯髄幹細胞では骨の増殖が著しかった。拒絶反応もなかったという。

 人では現在、骨髄や臍帯血(さいたいけつ)の幹細胞が移植に使われているが、手術が必要だったり、得られる幹細胞の量が少なかったりと弱点もある。上田さんは「乳歯なら負担なく、数も確保できる。大型動物で骨ができ、人での臨床応用に一歩近づいた」と言っている。

2008年03月16日

歯科健診で希望者に実施 骨粗しょう症早期発見

尾張旭市は、成人歯科健診時にパノラマX線撮影による骨粗しょう症などの予備軍を早期発見する事業を新年度から始める。新年度当初予算案に関連費用280万円を計上した。県内では初の取り組みという。

 市ではこれまで、40歳から70歳まで5歳ごとに歯科健診を実施。パノラマX線撮影は、歯やあごの骨などの状態を一度に見られる診療技術だが、近年、あごの骨の状態から、骨粗しょう症の疑いのある人を見つけられることもわかってきた。

 骨粗しょう症は骨のカルシウムやたんぱく質が減少し、骨がもろく折れやすくなる病気で、閉経後の女性に多く、全国に1000万人以上の患者がいるとされる。同市では、早期発見で治療を促すこともできることから、介護予防にもつながるとして導入を決めた。

 対象は、50歳から5歳ごとに70歳までの女性のうちの希望者。併せて歯周病の状態も調べる。市歯科医師会への委託事業とし、希望者は決められた期間内に、指定された医療機関で健診を受けることになる。

2008年03月30日

「オンライン請求義務化は実現不可能」

2011年4月からレセプト(診療報酬請求書)のオンライン請求を義務化する厚生労働省の方針に対し、医科・歯科ともに「対応できる」が半数以下にとどまり、オンライン請求が義務化されれば、医科で12.2%、歯科で7.2%が「開業医を辞める」と考えていることが明らかになった。「辞める」とする理由では、「操作に対応できない」▽「導入に見合う収入がない」-などが上位を占めており「オンライン請求義務化は実現不可能」という実態が裏付けられた形だ。

 レセプトの提出については、手書きで紙レセプトを提出する▽レセプト作成用コンピュータ(レセコン)で紙レセプトを作成・提出する▽レセコンでデータ作成してCD-Rやフロッピーディスク等の記録メディアで提出する▽レセコンで作成し、データ送信用パソコンからISDN回線やインターネット回線を用いてオンラインで電子的に請求する-の4つがある。
 これらについて、厚生労働省は今年4月からオンライン請求を段階的に施行。11年度以降は原則として、ほとんどの医療機関にオンライン請求を義務化することにしている。

 このオンライン請求の義務化に関し、医科開業医5万183人(全体の65.4%)・歯科開業医3万4,394人(同58.3%)・勤務医1万7,969人(医科・歯科の合計数)で組織する全国保険医団体連合会(保団連)がアンケートを実施。医科1万1,069件・歯科3,010件から回答があった。
 オンライン請求への対応については、「対応できる」が医科で5,110件(46.2%)、歯科で995件(33.1%)と、医科・歯科ともに半数以下にとどまった。一方、「対応できない」は医科で2,247件(20.3%)、歯科で649件(21.6%)。ほかに「分からない」が医科で3,611件(32.6%)、歯科で1,342件(44.6%)などがあった。

 「義務化された場合に開業医を続けるか」では、「続ける」が医科で7,986件(73.1%)、歯科で2,273件(77.4%)だったものの、「辞める」とする回答が医科で1,336件(12.2%)、歯科で212件(7.2%)あった。
 「開業医を辞める(継承する)理由」(複数回答)に関しては、「操作に対応できない」が医科917人(35.8%)、歯科247人(40.2%)▽「導入に見合う収入がない」が医科1,149人(44.9%)、歯科460人(74.8%)▽「人員確保が困難」が医科739人(28.9%)、歯科219人(35.6%)-などが上位を占めた。

 結果を受けて、保団連は「オンライン請求義務化は実現不可能ということを表している」と指摘。そのうえで「1割を超える開業医が辞めると答えており、現実になれば地域医療に深刻な影響を及ぼすことが予想される。医療のIT化は推進すべきだが、個々の医療機関の実情に応じた柔軟な対応が必要であり、一律にオンライン方式を義務化すべきではない」と、義務化の撤回を求めている。


「第17回歯科衛生士試験の合格発表」

厚生労働省は3月2日に実施した第17回歯科衛生士試験の合格者を
3月25日に発表した。
それによると、受験者数6,316に対して合格者数6,106で
合格率は96.0%だった(前回の第16回試験の合格率は93.8%)。

なお,出題は200問(200点満点)であったが、
採点除外問題が1問あったため199点満点で
120点以上が合格となった。

(社)浜松市歯科医師会の会立である
浜松歯科衛生士専門学校の合格率は100%だった。


2008年03月31日

「乳酸菌に虫歯予防効果 ビオフェルミンなど共同研究」

国立感染症研究所細菌第1部のグループと東京医科歯科大学、
ビオフェルミン製薬は共同研究で、乳酸菌の一種、
フェーカリス菌BIO―3B株が、虫歯の原因とされる
バイオフィルム形成を阻害する効果を示すことを発見し、
学会誌に発表した。
同研究所などは、BIO―3B株が虫歯予防に貢献すると期待している。

歯の表面は、だ液成分のペリクルと呼ばれる被膜で覆われており、
口腔内のミュータンスレンサ球菌が結合、さらに増殖、凝集して
バイオフィルムを形成する。
バイオフィルムは、菌が生成した酸を内部に蓄積し、
歯の構成成分であるエナメル質の溶解を起こし、虫歯の危険性を高める。

研究では、ミュータンスレンサ球菌とBIO―3B株を混合培養した場合の
バイオフィルムを顕微鏡で観察した。
ミュータンスレンサ球菌を単独で培養した場合と比較して
バイオフィルム内部の空洞化などが確認され、
BIO―3B株の量を増やすと、効果はさらに顕著になったという。
しかし、それ以外の乳酸菌では、効果は確認されなかった。

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