尾張旭市は、成人歯科健診時にパノラマX線撮影による骨粗しょう症などの予備軍を早期発見する事業を新年度から始める。新年度当初予算案に関連費用280万円を計上した。県内では初の取り組みという。
市ではこれまで、40歳から70歳まで5歳ごとに歯科健診を実施。パノラマX線撮影は、歯やあごの骨などの状態を一度に見られる診療技術だが、近年、あごの骨の状態から、骨粗しょう症の疑いのある人を見つけられることもわかってきた。
骨粗しょう症は骨のカルシウムやたんぱく質が減少し、骨がもろく折れやすくなる病気で、閉経後の女性に多く、全国に1000万人以上の患者がいるとされる。同市では、早期発見で治療を促すこともできることから、介護予防にもつながるとして導入を決めた。
対象は、50歳から5歳ごとに70歳までの女性のうちの希望者。併せて歯周病の状態も調べる。市歯科医師会への委託事業とし、希望者は決められた期間内に、指定された医療機関で健診を受けることになる。