北里大学などを運営する学校法人「北里研究所」の生物製剤研究所は、
恵庭RBパーク・センタービルに、犬の歯周病を予防・治療する新薬の
品質管理を行う実験施設を開設した。
同研究所が実験施設を恵庭に設けるのは初めて。
同研究所は2004年から、北海三共、産業技術総合研究所北海道センターと
共同で、犬の歯周病予防・治療に効果がある「イヌインターフェロンα」
と呼ばれるタンパク質の一種を、遺伝子組み換え技術でイチゴに発現させ、
生産する研究を進めていた。
2010年の商品化を目指し、現在、産総研の密閉された施設で栽培、
製剤の研究を進めているが、商品化に伴う規模拡大のため、
遠心分離器や滅菌器などの設備が整い、札幌、首都圏両方に
アクセスの良い同ビルに実験施設を開設することになった。
施設は約60平方メートル。
遺伝子組み換えは行わず、粉末にした開発中の製剤を持ち込み、
成分分析や薬品の評価などを行う。
同研究所によると、犬は成犬の8割にあたる800万匹が
歯周病にかかっているといい、将来は動物用薬品市場トップクラスの
年間10億円の売り上げを見込んでいる。