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2009年06月 アーカイブ

2009年06月22日

「歯の銀行」広島大で稼動 一度抜いても冷凍保存、自分に移植

親知らずの治療や歯列矯正で抜いた歯を凍結保存し、自分の将来の
治療用にする「歯の銀行」が広島大学病院で稼働している。
保存していた歯を移植すれば、入れ歯やインプラントと違い、
高い確率でかみ応えを味わえるのが最大の特長という。
各地の歯科医院と協力し、抜歯や移植が患者の地元でできる態勢も整ってきた。

▼鍵は歯根膜
このシステムは同大学発のベンチャー企業「スリーブラケッツ」
の事業として2004年に始まった。
ことし6月末時点で約1600本の歯を預かり、
持ち主に移植された歯は約100本という。
移植できるのは本人の歯に限られる。

1度抜いた歯を移植しても、かみ応えが戻るのはなぜか。
鍵を握るのは歯の周囲に存在する「歯根膜」という組織だ。

「歯根膜には血管や神経がたくさんあり、歯の感覚や刺激を
脳に伝えるセンサーの役割を果たしている。
ほかにも、歯と、その外側の歯槽(しそう)骨との間の
“クッション”などさまざまな機能がある。
自分の歯を移植する意味は、歯根膜があるからだとも言える」。
こう話すのは、同社取締役の河田俊嗣広島大病院講師。

抜いた歯を必要な部分に移す治療に「即時自家歯牙移植」
と呼ばれるものがあり、一部の歯では健康保険も使える。
だがこの場合は抜いた直後の移植が必要。
「歯根膜は乾燥すると多くが死滅してしまう」と河田講師。
歯の銀行は、歯根膜の機能を損なわずに長期保存できる技術を確立した。

▼細胞膜の破壊防ぐ
歯を保存する仕組みはこうだ。
申し込みをすると、同社は居住地などを考慮して
全国約150カ所の協力歯科を紹介。
診察や血液検査などで保存・移植が可能かを判断したうえで抜歯する。
糖尿病や肝臓、血液の病気、重い歯周病などの人は
利用できない場合があるという。

使える歯は、比較的状態の良い親知らずか、小臼歯(きゅうし)で、
乳歯や過去に抜いた歯は対象外。
親知らずは奥歯に、小臼歯は下の前歯以外なら移植できる。

抜歯した歯はすぐに特殊な保存液に入れ、低温状態で広島大病院に搬送。
同大がメーカーと共同開発した装置で、約40分かけてマイナス30度まで冷やす。
「微弱な磁場のもとで凍結することで、細胞内の水分子が結晶化して
細胞膜を破壊するのが防げる」(河田講師)という。

長期保存の温度はマイナス150度前後。
期間は保険などの関係で最長20年だが、
それ以上も相談に応じることにしている。

▼90%で再生
利用者が虫歯などの病気や事故で歯を失った場合、
保存していた歯が移植担当の歯科医に送られ移植が行われる。
その後、CT検査などで歯や歯根膜を確認する。
これまでの約100本で歯根膜が再生されたのは約90%だという。

「抜歯時の歯根膜損傷はある程度避けられないが、損傷が大きいと
歯と歯槽骨が癒着し、長い間に歯の根の部分が短くなるなどする。
10年以内に歯が抜けることは通常ないが、この点は理解した上で
利用してほしい」と河田講師。

抜歯や移植は協力歯科以外に広島大病院でも可能。
システム利用に医療保険は使えず、歯の検査や保存、輸送で
歯1本あたり広島県外の場合で約13万円、県内で約10万円。
このほかに血液検査や抜歯、移植の費用が必要という。
協力歯科医などは同社のホームページ( http://www.teethbank.jp/ )で。

グリコ、携帯に便利な薄型パウチ入りの「歯のためのガム」発売

江崎グリコは、薄型パウチのパッケージに入って、どこにでも持ち歩けるガム
「ポスカ フラットスタイル」を2008年8月19日発売する。
自社開発の水溶性カルシウムを配合した“歯のためのガム”で13粒入り。
価格はオープンで、予想実売価格は130円前後。

砂糖を使わない粒型のシュガーレスガムで、同社が日米欧で特許を取得している
水溶性カルシウム「POs-Ca(ポスカ/リン酸化オリゴ糖カルシウム)」を配合。

カルシウム全体の吸収率を上げ、歯によいという。
従来品「ポスカム」に続く配合製品。

パッケージは、何度も開閉できるリクローズチャック式で、ガム自体は包装がなく、
パウチ外側のポケットに捨て紙が入っている。

さわやかなミントの「クリアミント」、マイルドなペパーミントの「グリーンノート」、

かんきつ系フルーツとユーカリミントの「シトラスクール」、
ライチのフルーティな味わいとカモミールの香りの「ライチカモミール」の4タイプ。

ターゲットは、20代~30代の男女。

口とカラダをテーマに口腔健保シンポジウム開催

世界口腔保健学術大会を記念し、市民への情報発信をする
第14回「口腔保健シンポジウム」が5日、
東京・有楽町のよみうりホールで開かれた。
同大会での東京宣言に則って日本歯科医師会が毎年開催するもので、
今回は8020運動の20周年記念も兼ね、
「もう始まっている、健康長寿への新たな挑戦-最新の研究が明らかにした、
お口とカラグの密接な関係」がテーマ。

シンポジウムでは、日歯の大久保満男会長があいさつで、
8020運動が始まった平成元年を振り返り、
「当時は8005ほどだったが、現在では80歳の残存歯は
平均10~15本となっている」と運動の成果を強調した。
その上で「8020の言葉自体は浸透しつつあるが、
まだ本当の意味が伝わっていない面がある」とし、
「ゴールだけでなく、年齢ごとのきめ細かい目標作りや、
歯を失った人が噛める義歯で健康を保てるよう運動を
更に推進していきたい」と述べた。

基調講演では、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授の
和泉雄一氏が「8020運動20周年を迎えて-医療連携を中心とした
歯科医療最前線」で話した。

和泉氏は、同運動が始まってからの変遷、国における歯科保健の位置づけ
などを説明しながら、歯周病が及ぼす健康被害を示した。
「歯周病の予防・治療・管理が、口腔内だけでなく、全身への
ヘルスプロモーションに貢献するという認識を持つことが重要」と訴えた。

その他、滋賀医科大学医学部附属病院長の柏木厚典氏が
「糖尿病とお口の健康-これまで見過ごされてきた不思議な関係」で、
静岡県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長の大田洋二郎氏が
「がん治療とお口のケア」で講演。
更に「いきいきと健康で年を重ねるために」と題したフリーアナウンサーの
山本文郎氏によるミニトークや、読売新聞東京本社編集局医療情報部長の
前野一雄氏をコーディネーターに演者らによるメインテーマでの
ディスカッションが行われた。

花王、加齢による歯の変色のメカニズム解明

花王は加齢によって歯の白さが失われる
メカニズムの研究結果をまとめた。
10―70代の男女186人について、飲食物による着色や
歯垢などを除去してから、デジタル画像解析で歯の色を測定した。

研究結果によると、歯の表面を覆うエナメル質は
エナメル小柱といわれる小さな円柱が集合したもので、
小柱の間には約0・1マイクロメートルのすき間がある。
白い歯はこの小柱のすき間が明瞭に空いており、
黄ばんだ歯は小柱の間に堆積物があり、
すき間が不明瞭なことが分かった。

すき間にある堆積物を分析したところ、
カルシウムやリンなどで構成されていることから、
唾液がもとになっていると見られる。
加齢により唾液の分泌量が減り、唾液中のカルシウムや
リンなどの濃度が上昇するため、それが小柱の間の堆積物となって、
歯のツヤが低下するメカニズムが判明した。

同社はこの結果をオーラルケア製品に応用していく。

花王、加齢による歯の変色のメカニズム解明

花王は加齢によって歯の白さが失われる
メカニズムの研究結果をまとめた。
10―70代の男女186人について、飲食物による着色や
歯垢などを除去してから、デジタル画像解析で歯の色を測定した。

研究結果によると、歯の表面を覆うエナメル質は
エナメル小柱といわれる小さな円柱が集合したもので、
小柱の間には約0・1マイクロメートルのすき間がある。
白い歯はこの小柱のすき間が明瞭に空いており、
黄ばんだ歯は小柱の間に堆積物があり、
すき間が不明瞭なことが分かった。

すき間にある堆積物を分析したところ、
カルシウムやリンなどで構成されていることから、
唾液がもとになっていると見られる。
加齢により唾液の分泌量が減り、唾液中のカルシウムや
リンなどの濃度が上昇するため、それが小柱の間の堆積物となって、
歯のツヤが低下するメカニズムが判明した。

同社はこの結果をオーラルケア製品に応用していく。

ライオン 超極細毛と音波振動で歯の汚れをかき出す電動歯ブラシ

ライオンは、「超極細毛」を使って音波の振動で
歯磨きをアシストする電動歯ブラシ
「デンターシステマ音波アシストブラシ」
を2009年4月1日発売する。
価格はオープン。
予想実売価格は本体が1900円前後、
付け替えブラシ(2本)が600円前後。

毛先の太さを通常の約10分の1に特殊加工した「超極細毛」を採用した。
極細毛に段差をつけ、植毛パターンを工夫することで除去力を向上させた。
さらに、1分間に約9000回の音波振動で手みがきをアシスト。
歯の表面から歯周ポケットの奥まで毛先が届き、
しっかり歯垢を除去できて、歯周病のケアにも適しているという。

口の中で動かしやすいコンパクトなヘッドとスリムなネックを採用。
乾電池込みで重量32gの軽量ボディとスリムタイプハンドルで、
女性にも扱いやすくした。
また、振動と音を人のささやき声レベルにまで抑えている。
ハンドル色は、白とピンクの2種類。単4電池が付属する。

歯周組織成長に関与 岡山大大学助教ら、2タンパク質特定

岡山大大学院の平田あずみ助教(口腔組織学)らは、
歯を支える歯周組織の1つであるセメント質をつくる細胞の成長に、
2種類のタンパク質が重要な役割を果たしていることを突き止め、
細胞組織化学分野の米学術誌(電子版)の1月号で発表した。
歯周組織の再生や治療への応用が期待される。

平田助教らは、骨組織とセメント質の化学組成が似ていることなどに着目。
骨組織をつくる骨芽細胞の成長に欠かせない
「ランクス2」と「オステリックス」というタンパク質が、
セメント質の形成にどう関与しているかを調べた。

ラットの下あごの臼歯の断面を蛍光染色して顕微鏡で観察すると、
歯根表層の細胞にこれらのタンパク質が存在していた。
さらに詳しく調べたところ、主要なセメント質の成分である
「オステオポンティン」が確認された。

セメント質は、セメント芽細胞と呼ばれる細胞の働きによって
形成されることが知られている。

これらの結果から平田助教らは、セメント芽細胞は
ランクス2とオステリックスの働きによってできたと結論付けた。

平田助教は「歯が生える際にもこれらのタンパク質が
何らかの役割を果たしている可能性がある。
今後、動物実験でさらに機能を調べ、歯周病をはじめとする
疾患治療への応用の可能性を探りたい」としている。

抜歯した歯胚幹細胞に遺伝子を組み込みiPS細胞を作製

岐阜大学の手塚建一准教授らは、皮膚細胞を用いた時よりも
数十倍の高効率で歯胚幹細胞からiPS細胞(万能細胞)を
作成できることを突き止めた。

3月5日、東京都内で開かれた日本再生医療学会総会で、
岐阜大学の研究チームは抜歯した「親知らず」に含まれる歯胚幹細胞に、
京都大学の山中伸弥教授が見つけた複数の遺伝子を組み込んで、
iPS細胞を効率的に作製することに成功したと発表した。

親知らずの歯胚幹細胞にはiPS細胞作製に必要な4つの遺伝子のうち
2つの遺伝子がもともと存在し、残りの2つの遺伝子を組み込むことで
効率は低いけれどもiPS細胞を作ることができた。
さらにもう一つ遺伝子を組み込んでみると、
皮膚細胞からiPS細胞をつくる方法に比べて、
作製効率が約40倍にもなった。
実際にマウスで試したところ、体内できちんと
分化することも確認できたという。

手塚准教授らは、12~24歳の日本人から採取した
6例の歯胚幹細胞でiPS細胞の樹立に成功。
特に親知らずの根が完全にできる前の若年層の患者から採取したものだと、
作製できる確率が高いことを見いだした。

今後、レトロウイルスを使い因子を導入する以外の方法でも
iPS細胞を作製できるかを検討していく考え。
口内の奥深くにある親知らずから採取した歯胚幹細胞は
皮膚細胞などに比べ、紫外線などの外的影響を受けにくいという。


母ザルが歯磨きしつけ 京大が確認

タイに生息し、人の髪の毛を使って歯に詰まった食べ物のかすを取り除く
「歯磨き行動」をする野生のカニクイザルの中に、
子ザルが見ていると特に大げさに歯磨き行動を行う母ザルがいることを、
京都大学霊長類研究所の正高信男教授(霊長類行動学)の
研究チームが突き止めた。
子供に関心を向けさせ、歯磨きを教える「しつけ」とも考えられるといい、
こうした行動が人間以外で確認されたのは初めて。
研究成果が11日発行の米科学誌「プロスワン」に掲載された。

歯磨き行動をするのは、バンコクの北東約140キロの
ロブリーに生息するカニクイザル。
約250頭の群れの中で約100頭が、デンタルフロスのように
ヒトの髪の毛を使って歯の間に詰まった食べ物かすを取り除く。

カニクイザルは東南アジアに生息しているが、
歯磨き行動が確認されているのはロブリーの一群だけ。
10年ほど前から見られるようになったという。
サルは街中で暮らしており、人と接する中で学んだ行動と考えられている。

研究チームは、1歳の子を持つ7頭のメスザルに注目。
カツラの毛を与えて、周囲に子供がいる場合といない場合について
ビデオ撮影して詳しく分析した。
その結果、子供が見ている場合は、髪の毛を両手に取って
口に入れた後、歯を上下させる一連の動作(スナッピング)を
頻繁に繰り返すことが判明。
回数は見ていない場合の約2倍で、動作自体が大げさになっているという。
母ザルは自分の行動を変えることで、子ザルが歯磨きを
習得しやすいようにしているとみられる。

正高教授は「人間以外の動物は、教育をしないというのが常識だが、
今回の実験で、教えることの芽生えがサルにもみられたと考えることができる。
教育の起源を解明することにもつながる」としている。


人気グループ「GReeeeN」、郡山駅前にモニュメント

「キセキ」などのヒット曲で知られる人気グループ「GReeeeN」が、
若者に「自ら扉を開いて歩き出して」というメッセージを込めた
扉型のモニュメントが、在住する福島県郡山市のJR郡山駅前に完成し、
11日、披露された。

モニュメントは高さ約二メートル、幅約一メートルで緑色。
地面にはメンバー全員の足形が埋め込まれ、近くにメンバーの手形や
人気曲「扉」の歌詞を刻んだベンチも設置された。

同グループは市内の大学歯学部生ら4人のボーカルグループで、
学業や歯科医の仕事優先のため素顔は公表されていない。
街の活性化などを図りたい地元の青年会議所が協力を打診したところ、
メンバーは「郡山から全国へ向けて発信する自分たちの姿で、
若者の挑戦を後押ししたい」と快諾。
デザイン案などの提供もあったという。

歯を近赤外光で撮影 長寿医療センター 国内初の装置開発/愛知県

人体に害のない近赤外光による口腔内の撮影装置の実用化に、
国立長寿医療センター(愛知県大府市)の
角保徳・口腔機能再建科医長が国内で初めて成功した。
従来のエックス線による装置に比べ被ばくの危険性がない上に、
画像が鮮明で操作も簡単。商品化に向け臨床試験が進んでいる。

角医長は、光干渉断層画像診断法と呼ばれる方法を活用した。
OCTはエックス線よりも解像度が高く、
すでに眼科では眼底の診断などに利用されている。

光源メーカーのサンテック(同県小牧市)とともに、
歯科用に手に持てるピストル型の照射器を開発。
一センチ四方の光を歯に当てると、4秒で260枚の断層画像を撮影し、
コンピューター画面に立体画像を映し出す技術を確立した。
歯を支える歯槽骨など、エックス線では撮影困難だった
微細な部位も映すことができる。

歯周病や虫歯の進行の精密画像が得られ、
充填物や口腔がんの検査にも応用できるという。

現在は商品化を目指し大手電機メーカーなどと交渉中で、
普及が進めば数百万円で販売可能という。
角医長は「患者の負担を軽減し、QOLを高める手助けになるよう、
装置の小型化を進めたい」と話す。

電気刺激で骨再生 岡山大大学院 河井助教ら 新手法の効果確認

岡山大大学院の河井まりこ助教らは、電気刺激を利用して
骨の形成にかかわる遺伝子を細胞に入れて骨を再生する方法を開発、
動物実験で効果を確認した。
新たな骨の再生治療につながる成果として、
東京都で始まった日本再生医療学会総会で発表した。

細胞に電気刺激を与えることで瞬間的に開いた細胞膜から
タンパク質や遺伝子を細胞内に送り込む電気穿孔法という手法。
植物の遺伝子組み換えなどで既に利用されている。

河井助教らは、歯を支える歯槽骨の再生を研究する過程で、
骨の形成を促すタンパク質「BMP」に着目。
ラットを使い、BMPの遺伝子を細胞内に入れて
骨が形成されるかどうかを調べた。

50ボルトの低電圧による電気穿孔法でラットの後ろ足の筋肉に
BMP遺伝子を入れ、10日後に骨ができているのを確認した。
電気穿孔法ではなく、この遺伝子を筋肉に直接注射した場合は
骨はできなかった。

電気穿孔法は、ウイルスをベクターとして使用する遺伝子導入法と異なり、
人体への影響が少ないのが特徴。
電気刺激を与える時間も30秒程度で済むという。

在は歯槽骨の再生を目的とした動物実験を進めており、河井助教は
「より人体に負荷のかからない手法を検討し、早期の臨床応用を目指したい」
としている。

オーラルケア調査

アイシェアの調査によると、「自分で行うオーラルケア(歯や口の中の手入れ)
で利用しているものは何ですか?」と尋ねたところ、トップは「歯ブラシ」で95.9%。

以下、「歯磨き粉」(64.6%)、「デンタルフロス」(23.6%)、「電動歯ブラシ」(22.4%)、
「デンタルリンス」(20.1%)、「歯間ブラシ」(19.8%)、
「タブレット(フリスクなど)」(17.1%)、「機能性ガム」(14.2%)が続いた。

ほぼすべての項目で、男性より女性の方が利用率が高い。
特に「歯磨き粉」(男性57.8%、女性74.3%)、
「デンタルフロス」(男性17.6%、女性32.1%)、
「タブレット」(男性12.1%、女性24.3%)、
「機能性ガム」(男性10.1%、女性20.0%)は女性の利用率が高かった。

「自分で行うオーラルケアで最も気を付けているのはどれですか?」
と聞くと、トップは「虫歯予防」で44.2%。以下、「口臭予防」(24.8%)、
「歯周病予防」(14.2%)、「どれも気にしていない・日常の手入れとして」(10.0%)

が続いた。

年代別に見ると、「口臭予防」(40代19.3%、30代21.2%、20代32.1%)は
年代が下になるほど比率が高くなっているのに対し、
「歯周病予防」(20代6.9%、30代13.1%、40代23.9%)は
年代が上になるほど比率が高くなっている。

インターネットによる調査で、対象は男女339人(男性58.7%、女性41.3%)。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの調査結果

歯ブラシ1本の交換期間について全体では「2カ月~3カ月未満」(31.3%)と
「1カ月~2カ月未満」(31.0%)が多く、以下「3週間~1カ月未満」(16.7%)、
「3カ月以上」(12.2%)であることが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの調べで
分かった。
また血液型によっての違いを見てみると、1カ月以内に
歯ブラシを交換している割合が多いのは「B型」(29.9%)、
「A型」(26.8%)、「AB型」(23.0%)、「O型」(19.9%)と続き、
B型とO型では10ポイントの開きがあった。
1週間以内に交換している割合が多いのは「AB型」で3.8%、
以下「A型」(2.6%)、「B型」「O型」(いずれも1.3%)。
ただ3カ月以上使用している割合が多いのも、「AB型」で19.2%、
以下「O型」(16.0%)、「A型」(12.1%)、「B型」(6.5%)という結果が出た。

「白い歯が必要」と考えている人は全体では
「重要」と考えている人の割合は57.9%。
しかし血液型で見るとバラつきがあり、「重要」と感じているのは、
「O型の女性」が最も多く71.0%、逆に「重要でない」と答えたのは、
「A型の男性」で49.6%だった。
インターネットによる調査で、全国の300人(男女150人ずつ)が回答した。
調査時期は10月上旬。
歯磨き後に磨き残しがあると感じますか? との質問には
73.0%の人が「磨き残しがある」と回答。
また1回の歯磨きにかける時間を聞いたところ、全体の平均は2分56秒で、
同社が実施した2005年の調査と比べ、
39秒も歯磨きにかける時間は短くなった。

1日に何回くらい歯を磨いていますか? と尋ねたところ、
1日に3回以上歯を磨いている人は3年前と比べ4.4%減の19.6%、
1日に1回しか歯磨きをしない人は同3.0%増の25.7%だった。
また1日に歯を磨いている回数は、3年前と変わらず、
1日2回が最も多く54.7%。
歯磨きにかける時間や回数は、3年前と比べ減少していることがうかがえた。

歯科衛生士科初の男性入学

鹿児島市の鹿児島歯科学院専門学校(西孝一校長)の入学式が11日、
県歯科医師会館で行われ、歯科衛生士科で初めての
男性学生の秋山陽平さん(29)が、新入生を代表してあいさつした。

秋山さんは熊本県人吉市出身で、2003年に高知大理学部を卒業後、
幾つかの職業を経験した。
昨年夏、知人の歯科医師の仕事に対する情熱に感銘を受け、
「歯科医療関係の職に就きたい」と歯科衛生士を志した。
専門学校への入試勉強の傍ら、歯科病院でアルバイトを始め、
歯科衛生士の仕事ぶりを肌で感じたという。

新入生は歯科衛生士科が36人、歯科技工士科が22人。
入学式で秋山さんは、「私は29歳の男です」と切り出し、
「不安な気持ちもありますが、これからの出会いや経験を大切にして、
男子学生1号として信念を持って頑張りたい」と力強く語った。

県歯科医師会によると、歯科衛生士を養成する学校は
全国に153校あり、男性学生はこれまでに6人が卒業し、
13人が在学している。
秋山さんが資格を取得すれば、九州初の男性歯科衛生士になるという。

根面カリエスにフッ化物は有効-英国調査

フッ化物が根面カリエスの予防に効果的であるかどうかについて、
イギリス国営医療(NHS)公衆衛生部のDerek Richards氏が、
文献検索による調査を行ったところ、日常的なフッ化物の摂取が、
根面カリエスの抑制に効果的であることが分かった。

森永乳業など、ラクトフェリンの歯周病原因物質抑制を確認

森永乳業は、乳由来たん白質ラクトフェリンが歯周病の原因物質
バイオフィルムの形成を抑制・除去する機能を持っていることを
新潟大との共同研究で確認した。
2種の歯周病菌がつくる同フィルムに対して、
ラクトフェリンの作用を調べる実験で調べた。

ラクトフェリン1000分の8ミリグラムという低濃度でも
バイオフィルム形成を抑えることがわかり、
濃度を濃くするとより効果が向上した。
また、同濃度で同フィルムの量も減らした。

また、ラクトフェリンとシプロフロキサシンと併用すると、
同フィルムを取り除く効果が増強されたという。

同フィルムは細菌が増殖してつくる菌膜で、
免疫細胞や抗菌物質に抵抗性を示す。
ラクトフェリンは唾液1ミリリットル中に0・01ミリグラム程度含まれ、
口腔衛生環境を保持する役目をしている。

同社はラクトフェリンでこれまでにピロリ菌抑制効果などを示唆する
研究成果を得ている。


歯磨き定着指導 富山の歯科医アフリカへ

アフリカ西部のモーリタニアへの医療支援活動に、
済生会富山病院(富山市楠木)の河合宏一・歯科部長(61)
が派遣される。
19日に出発し、5月6日までの日程で現地を訪れ、
歯の診察や治療にあたるほか、小学校で子どもたちに歯磨きを指導する。
河合部長は「日本の歯科技術で現地の人の虫歯や痛みを治し、
喜んでもらいたい」と話している。

モーリタニアは国土の大半が砂漠の国で、
NPO法人セーブ・アフリカ(東京)が13年前から
ボランティアで医療支援などを続けている。
同国には日常的に砂糖入りの茶を飲む習慣があるほか、
最近は食料事情の変化で炭酸飲料やジュース、
菓子を食べる機会が増えている。
しかし歯磨きの習慣は定着していない。

河合部長はセーブ・アフリカのスタッフらとともに
砂漠奥地の村を巡回し、診察と治療にあたる。
小学校も訪問し、子どもたちに虫歯を防ぐ歯磨きの仕方を説明するほか、
歯磨きを継続させるために指導員の育成にも取り組む。

電気のない村では発電機を使うなど、限られた医療機器で
現地の事情に合った医療を提供する。

河合部長は「大人の歯は溶けているだろうし、
多くの人が歯痛で困っているはず。
歯磨きの習慣を定着させ、この国の虫歯を少しでも減らすため、
活動に励みたい」と意気込んでいる。

「日焼けのおかげ」浅尾美和“よい歯賞”

タレント中山秀征(41)とビーチバレーの浅尾美和(23)が
「第3回よい歯と食育大賞」を受賞し19日、都内で授賞式に出席した。
中山は「第1回(の受賞者)がペ・ヨンジュンさんと聞いて、
その重みを感じています」と白い歯をキラリ。
浅尾は「日焼けしているので、歯がより白く見えるのが得したんですかね」
と照れ笑いを浮かべた。
浅尾はこの日、フォトエッセー集「memories」の発売記念握手会を都内で行い、

「親しい人にしか見せない顔が出ています」とアピールした。

ライオン販促策、石川遼プロ起用、ネットで歯磨き検定も。

ライオンは20日から、プロゴルファーの石川遼さんを起用し、
店頭やインターネット上で「ハミガキプリンスのライオン・オープン選手権!」
を開く。6月30日まで。
抽選で石川さんが選んだ炊飯器や電子レンジなどが当たるクイズを実施。
ネット上では歯磨きに関する検定試験も実施し、マスター級などの称号を贈る。

幅広い世代に人気の石川さんを起用した販促策で自社商品の販売増につなげる。

クイズに正解すると抽選でゴルフにちなんだ賞に応じて商品を贈る。
例えば、ホールインワン賞は炊飯器とお米のギフト券、
ドラゴン賞にはスチームオーブンレンジが当たる。

「ハミガキプリンスのライオン・オープン検定」は歯磨きに関する試験を実施し、
正解率に応じて「マスター級」から「ビギナー級」までの“歯磨きの実力”を判定する。

ナガセBC、だ液の働きサポートする歯みがき剤と洗口液

長瀬産業(本社=東京都中央区、長瀬洋・社長)の100%子会社
ナガセビューティケァ(本社=同、三瀬隆司・社長)は5月1日、
お口の乾燥感に着目し、だ液の働きをサポートする「オラコンティ」より、
歯みがき剤「同1」(100g1,500円〈税込〉)と
洗口液「同2」(450mL・1,500円〈同〉)を発売する。

だ液には、口内環境を1番良い状態に保つ役割があるため、
その量が減少することで起こるお口の中の乾燥感は、
口腔内のトラブルの原因になるという。
しかし、日常の生活習慣、嗜好品による影響に加え、
「きれいなだ液を流してしまう食事直後の過剰な歯みがき・うがいなどの
“間違った歯磨き習慣”が、お口の乾燥感を引き起こしてしまう」
ことが指摘されている。

オラコンティは、プラークコントロールのためのお口にやさしい
歯みがき剤を使用した起床直後と就寝前の歯みがきに、
pHバランスをサポートする日中の洗口液でのケアを加えることで、
自然な口腔内の潤いをサポートする。

嚥下障害抑える食品 食養の杜とやま 7月から本格生産

健康食品製造の食養の杜とやま(立山町蔵本新、松村文子・社長)は、
嚥下(えんげ)障害を抑える栄養機能食品「のどとおる」を商品化した。

7月から本格生産し、来年には経済産業省が認定する
農商工連携事業に申請する方針。

嚥下障害は病気や老化などで、飲食物の飲み込みが困難になる症状。
高齢化が進む中、嚥下障害に悩む人が増えている。

「のどとおる」は、のどの通りを滑らかにする効果があるという
レンコンの節、生薬「冬虫夏草」、白ネギなどを味噌やはちみつに混ぜた。
1日5~6グラムを、2、3回に分け食前になめる。
サンプルを試食した人には好評で、東京医科歯科大や富山大、
金沢大と連携し、科学的なデータも収集する。

1個300グラム入りで5,000円。
本年度は1日当たり約50個、3年後には300個の生産を目指す。

東北大など、虫歯に歯と同じ成分を吹き付ける治療装置を開発

東北大学とサンギ(東京都中央区、佐久間周治・社長)、
仙台ニコン(宮城県名取市、斎藤二郎・社長)などは、
虫歯で削った部分に歯と同じ成分の微粉末を
高速で吹き付けて治療する装置を開発した。
歯の治療に使うドリルと似た形状で手軽に扱える。
従来の治療法より虫歯の再発が抑えられると期待される。
粉末の成分を変えれば歯周病の予防にも利用できる。
3年後の商品化を目指し臨床実験に入る。

東北大の厨川常元・教授が研究する微粒子の定量噴射技術を応用した。
歯や骨を構成する成分のハイドロキシアパタイト(HAp)の微粒子を噴射し
室温、大気圧の状態で短時間に成膜できる。
精密な噴射制御が可能な電動型と、
簡易構造で低コスト化が可能なタイプの2機種を試作した。

従来は削った部分に樹脂や金属をそのまま接着するケースが多かった。
だが熱膨張係数や硬さが歯質と異なり、微量な組織液により
接着が阻害されてすき間が空くなどにより、
虫歯が再び起きるというリスクがある。

HApによる数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の厚膜を施すと、
そのリスクが抑えられると見られている。

虫歯治療以外にも、歯全体にHApやその他成分の膜を施して
虫歯や歯周病の予防に生かせると期待される。

噴射に適した粒径や硬度のHApを量産する技術や、
粒子内にフッ素を混ぜる方法も開発し、製品化にめどを付けた。
カートリッジ式で簡単に微粉末を充填(じゅうてん)できる。


食習慣啓発ソング作成 静岡の歯科衛生士有志

かんで楽しく、カムカム カムカム-。
静岡市内の歯科衛生士らで組織する有志グループがこのほど、
よくかんで食べる習慣を呼び掛ける啓発ソング「カムカム ハッピー」
を作成した。
収録したCD約500枚を市内の幼稚園や保育園に無料提供し、
園児らの食習慣改善を図る方針だ。

完成した啓発ソングは、市内を拠点に活動するバンド
「爆音戦隊スンプレンジャー」が有志グループから
依頼を受けて作詞、作曲した。
よくかんで食べることは心と体の健康につながると、
リズミカルに伝えている。

啓発を進めている有志グループは、
「COME COME(カムカム)キャンペーン推進委員会」(太田めぐみ代表)。
幼少期からよくかんで食べる習慣を身に付けてもらおうと、
保護者へも働き掛けていくという。
曲に合わせて振り付けた「カムカム体操」も作り、
CDジャケットで紹介している。

シティエフエム静岡「FM―Hi!」で月曜から金曜の午後0時半から放送している。


江崎グリコのガム「ポスカ」 酸を中和 虫歯予防に効果

歯の表面では、エナメル質の主成分が溶け出す脱灰と、
それを回復する再石灰化が繰り返されている。
唾液に含まれるリン酸とカルシウムが再石灰化することで、
歯は硬くなり、虫歯になりにくいという仕組みだ。

大阪歯科大学の神原正樹・教授は、小学生を対象に、
リン酸化オリゴ糖カルシウムを配合したガムを1年間、
給食後にかんでもらった。
その結果、口の中の酸を中和して虫歯になりにくくする効果が認められた。

このガム「ポスカ」を販売するのは、江崎グリコ。
特定保健用食品に指定され、歯科医院で売っているガム
「ポスカム」と同様、リン酸化オリゴ糖カルシウムを含む。

同カルシウムを用いて処理した再石灰化部は、
単にミネラル量が回復しているわけでない。
江崎グリコ健康科学研究所の田中智子さんによると、
近年の研究で「健康な歯と同じ秩序だった結晶の並びと
同様に復元されていることが分かった」という。
解析したのは、物質を原子レベルで分析する大型放射光施設
「スプリング8」(兵庫県佐用町)だ。
この成果は、5月に英国で刊行された国際結晶学会の
専門学術誌でも紹介された。

重症の歯周病で公開中止 夢見ヶ崎動物公園のレッサーパンダ

今年1月に川崎市夢見ヶ崎動物公園に“婿入り”した
レッサーパンダの「カツオ」(オス6歳)が、
重症の歯周病を患っていることがわかり、
奥歯など4本が抜けた。
治療に専念するため、同公園は当面の一般公開を取りやめており、
「6月中は様子を見て夏に復帰させられれば」と話している。

カツオの異状がわかったのは6月4日朝。
左目の下が腫れ、目薬を差しても治らないため、
麻酔を打って口内を診察したところ、歯周病とわかった。
歯ぐきが炎症を起こして、歯数本がぐらついており、
奥歯などはピンセットで抜けた。
抗生物質を注射して、獣舎奥の寝室で静養していたが、
腫れがひいてから活発に動き回っているという。

レッサーパンダは一般的にササを好むが、カツオはあまり食べず、
固形飼料やバナナ、リンゴなどを好むのが原因とみられ、
飼育担当で獣医師の河尻睦彦さん(49)は
「ササは繊維質で歯磨き効果がある。歯に汚れがたまったのではないか」
と話す。
同公園では現在、パートナー「明明(ミンミン)」(メス9歳)
だけが公開されている。

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