花王は加齢によって歯の白さが失われる
メカニズムの研究結果をまとめた。
10―70代の男女186人について、飲食物による着色や
歯垢などを除去してから、デジタル画像解析で歯の色を測定した。
研究結果によると、歯の表面を覆うエナメル質は
エナメル小柱といわれる小さな円柱が集合したもので、
小柱の間には約0・1マイクロメートルのすき間がある。
白い歯はこの小柱のすき間が明瞭に空いており、
黄ばんだ歯は小柱の間に堆積物があり、
すき間が不明瞭なことが分かった。
すき間にある堆積物を分析したところ、
カルシウムやリンなどで構成されていることから、
唾液がもとになっていると見られる。
加齢により唾液の分泌量が減り、唾液中のカルシウムや
リンなどの濃度が上昇するため、それが小柱の間の堆積物となって、
歯のツヤが低下するメカニズムが判明した。
同社はこの結果をオーラルケア製品に応用していく。