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抜歯した歯胚幹細胞に遺伝子を組み込みiPS細胞を作製

岐阜大学の手塚建一准教授らは、皮膚細胞を用いた時よりも
数十倍の高効率で歯胚幹細胞からiPS細胞(万能細胞)を
作成できることを突き止めた。

3月5日、東京都内で開かれた日本再生医療学会総会で、
岐阜大学の研究チームは抜歯した「親知らず」に含まれる歯胚幹細胞に、
京都大学の山中伸弥教授が見つけた複数の遺伝子を組み込んで、
iPS細胞を効率的に作製することに成功したと発表した。

親知らずの歯胚幹細胞にはiPS細胞作製に必要な4つの遺伝子のうち
2つの遺伝子がもともと存在し、残りの2つの遺伝子を組み込むことで
効率は低いけれどもiPS細胞を作ることができた。
さらにもう一つ遺伝子を組み込んでみると、
皮膚細胞からiPS細胞をつくる方法に比べて、
作製効率が約40倍にもなった。
実際にマウスで試したところ、体内できちんと
分化することも確認できたという。

手塚准教授らは、12~24歳の日本人から採取した
6例の歯胚幹細胞でiPS細胞の樹立に成功。
特に親知らずの根が完全にできる前の若年層の患者から採取したものだと、
作製できる確率が高いことを見いだした。

今後、レトロウイルスを使い因子を導入する以外の方法でも
iPS細胞を作製できるかを検討していく考え。
口内の奥深くにある親知らずから採取した歯胚幹細胞は
皮膚細胞などに比べ、紫外線などの外的影響を受けにくいという。


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2009年06月22日 21:31に投稿されたエントリーのページです。

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