アフリカ西部のモーリタニアへの医療支援活動に、
済生会富山病院(富山市楠木)の河合宏一・歯科部長(61)
が派遣される。
19日に出発し、5月6日までの日程で現地を訪れ、
歯の診察や治療にあたるほか、小学校で子どもたちに歯磨きを指導する。
河合部長は「日本の歯科技術で現地の人の虫歯や痛みを治し、
喜んでもらいたい」と話している。
モーリタニアは国土の大半が砂漠の国で、
NPO法人セーブ・アフリカ(東京)が13年前から
ボランティアで医療支援などを続けている。
同国には日常的に砂糖入りの茶を飲む習慣があるほか、
最近は食料事情の変化で炭酸飲料やジュース、
菓子を食べる機会が増えている。
しかし歯磨きの習慣は定着していない。
河合部長はセーブ・アフリカのスタッフらとともに
砂漠奥地の村を巡回し、診察と治療にあたる。
小学校も訪問し、子どもたちに虫歯を防ぐ歯磨きの仕方を説明するほか、
歯磨きを継続させるために指導員の育成にも取り組む。
電気のない村では発電機を使うなど、限られた医療機器で
現地の事情に合った医療を提供する。
河合部長は「大人の歯は溶けているだろうし、
多くの人が歯痛で困っているはず。
歯磨きの習慣を定着させ、この国の虫歯を少しでも減らすため、
活動に励みたい」と意気込んでいる。