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2010年01月 アーカイブ

2010年01月09日

静岡県民の歯や口の健康づくり条例

「県民の歯や口の健康づくり条例」を議員提案へ-12月県議会に上程 

県議会は6日までに、歯や口の健康づくりを総合的に推進し
県民の健康増進を図る「県民の歯や口の健康づくり条例」案をまとめた。
9日からパブリックコメントで県民から意見を募った上で、
議員提案として12月定例会に上程する予定。
可決されれば、2005年の「食と農の基本条例」以来、
2回目の議員提案の政策条例となる。

条例案は基本理念に「歯や口の健康づくりに県民の自主的な努力を促進し、
関連施策との有機的な連携を図る」と掲げた。
県の責務は「歯や口の健康づくりの施策を総合的に策定し、実施する」
と定め、市町との連携協力や調整に努めるとした。

具体的な施策として、県が歯や口の健康づくりにかかわる施策の
目標数値を入れた歯科保健計画を策定し、
80歳になっても歯を20本以上保つ「8020運動」の推進や推進員の養成、
幼児期・学齢期の虫歯予防対策、歯周病予防対策の推進などを盛った。
知事に意見を述べる組織として「8020推進住民会議」の設置も提案している。

6日の会派代表者会議で方向性が了承された。
歯科保健に関する条例は新潟県議会が議員提案で可決しているという。
浜井卓男・議長は「県議会は政策提言機能が求められている。
さらに研究して政策を提案していきたい」と話している。


奥歯の平均寿命、“前歯より短い”

奥歯の平均寿命、“前歯より短い”と知らない人が8割、J&Jが調査

約8割の人が奥歯の平均寿命が前歯より短いことを知らない。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は11月8日の「いい歯の日」
に向けて実施した「歯」と「口内」に関するアンケート調査からわかった。

まず、歯の磨き残しが気になると回答した人は全体の76.7%。
磨き残しが気になる個所としては、1位「歯と歯の間」(30.9%)に次いで
2位が「奥歯」(25.7%)だった。

磨き残しが気になる人の約6割(64.8%)が「奥歯」を最初に磨き、
重点的に磨く歯も「奥歯」という結果に。
しかし、前歯に比べ奥歯の寿命は約10年短いことを
約8割(78.3%)の人が知らなかった。

口内に関する悩みについて聞いたところ、「最も多いのはむし歯」。
5年前の調査では、52.3%の人が悩んでいた「むし歯」も、
現在では42.0%と約10ポイント減少。
一方で、「歯周病」が26.3%から34.0%と上昇しており、
「むし歯」の悩みが「歯周病」に変化しつつあることが示された。
また、「歯周病」が気になる人の重点的に磨く歯は「奥歯」(33.3%)が最も多く、

次いで「歯と歯ぐきの境目」(31.4%)などとなっている。
とくに女性の「歯周病」への悩みは5年前に比べて10ポイント上昇し、
34.7%となった。
同調査のサンプル数は10~50代の男女各150名。

歯周病と全身の健康、36%は「知らない」 

歯周病と全身の健康、36%は「知らない」 

歯周病は歯を失う原因だけでなく、様々な病気とも関連することが、
最近の研究から分かってきた。
そこで重要なのは一般の認識だが、東京都が6~7月にかけて、
都政モニターを対象に行った「歯と健康」に関するインターネット調査
(20代以上の494人が回答)では、歯の健康については
非常に高い関心を持っているものの、
歯周病と全身の健康との関連については36%が「知らない」とするなど、
さらなる啓発の必要性も示された。

自分自身の歯の健康には、96.8%が「関心がある」とした一方で、
歯周病と全身の健康との関連で知っていること(複数回答)では、
「喫煙は歯周病にかかりやすくし、歯周病を悪化させる」43.1%、
「糖尿病だと歯周病にもかかりやすい」32.8%、
「歯周病菌が動脈硬化を促進することがある」20.6%、
「妊婦が歯周病だと早産や低体重児出産をすることがある」15.2%などで、
「知らない」が36.4%あった。

歯周病予防のため実行していること(複数回答)では、
「フロスや歯間ブラシの使用」43.9%、
「歯科医院での定期健診」38.9%、
「歯科医院での定期的に歯石除去や歯のクリーニング」32.8%、
「1日に1回は十分な時間(10分程度)をかけて歯磨き」32.4%、
「自分で歯や歯肉の状態を時々チェック」31.4%など。

老化や脳血管障害の後遺症などによって、
飲み込む機能(嚥下機能)や咳をする力が弱くなると、
口中の細菌、食べかす、逆流した胃液などが
誤って気管に入りやすくなり、肺炎(誤嚥性肺炎)を起こすこともある。
誤嚥性肺炎の予防には、歯や入れ歯、舌などを清潔にする
口腔ケアが大切だが、これについては35.8%が「知っていた」
と回答したが、20~40代での認知度の低さも目立った。

日頃から受診している「かかりつけ歯科医」の有無では、
70.2%が「いる」としており、中でも60歳以上では89.0%と
高率となっていた。

口腔保健学科、春に開設 九州歯科大

口腔保健学科、春に開設 九州歯科大
福岡県は2日、九州歯科大に4年制の新学科「口腔保健学科」の設置が
文部科学省から認められたと発表した。
開設は来年4月1日で、歯科衛生士を養成する。
これに伴い、県が運営している九州歯科大付属歯科衛生学院は
10年度末で廃止する。

同大は歯学科と合わせ2学科になる。
新学科の来年の入学定員は25人で、
大学入試センター試験の受験が必要。
卒業時には口腔保健学士の学位が得られる。
卒業後の進路には、総合病院や高齢者・要介護者施設、
官公庁などを想定している。

浜松市口腔保健センターの石川所長に口腔学術賞 介護予防視点で研究

浜松市口腔保健センターの石川所長に口腔学術賞 介護予防視点で研究

浜松市口腔保健医療センター所長で歯学博士の
石川昭さん(47)=同市中区富塚町=がこのほど、
介護現場での適切な歯磨きの効果を証明した論文で、
本年度の日本口腔衛生学会学術賞を受賞した。受賞者は全国で2人。

受賞論文は「専門家が行う口腔ケアによって咽頭部の細菌数が減少する」
という表題で、徳島大大学院口腔微生物学分野などとの共同研究。
要介護者への専門的な口腔ケアが、誤嚥性の肺炎や発熱の原因
とされてきた細菌を減らすことを裏付けた。

研究では、施設に入所している高齢者に5カ月にわたる口腔ケアを実施した。
その結果、歯磨きや義歯のブラッシングといった「機械的な清掃」をした時は
口の中の細菌が減り、洗口剤だけの「化学的な清掃」の時は
効果が少なかったという。
つばが肺に入った時に細菌が侵入するリスクを抑えることから
介護予防の観点で評価された。

石川所長はこれまで、個人から公衆衛生レベルまで
歯周病予防と治療などに取り組んできた。
「要介護者など自分で歯を磨くのが大変な人でなくても、
時には専門家に見てもらって、健康な歯を守って」と語った。

2010年01月10日

佐藤隆太、ベッキー「ベストスマイル」受賞

佐藤隆太、ベッキー「ベストスマイル」受賞

俳優の佐藤隆太さん(29)とタレントのベッキーさん(25)が、
今年一番輝いた笑顔に贈られる「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2009」
(日本歯科医師会主催)に選ばれ、「いい歯の日」の11月8日に
東京都内で開かれた授賞式に出席した。

ベッキーさんは「ずっとほしかった賞。
パワーがある笑顔の隆太君ともらえたことがさらにうれしい」
と喜びを語り、
「つらいときでも笑顔でいられるこの仕事が大好き。
ファンやスタッフに感謝したい」と話した。

佐藤さんは「○○オブ・ザ・イヤー」に
「この世界に入ってからあこがれていた」。
7月に結婚を発表した新妻の前で
「ベッキーに負けないように頑張ろう」と話したところ
「『無理だ』と(言われた)。ベッキーには勝てない」
と持ち上げた。

同賞は、80歳で20本以上歯を保つことを推進する
「8020運動」などの促進を目指して始まり、今年で16回目。
歯科医師会員の投票をもとに選考する。
昨年は歌手のDAIGOさん、柔道選手の谷本歩実さんが受賞した。

喫煙、飲酒しない人でも歯周病でがんリスク 米大学研究チーム発表

歯ぐきにたまる細菌が原因で歯を支える骨が溶けて
歯が抜けやすくなる歯周病は、頭部や首のがんを
発症するリスクを高める可能性があるとの調査結果を、
米ニューヨーク州立大の研究チームが米国のがん専門誌に発表した。
ロイター通信が伝えた。

チームは、1999~2005年に頭頸部(けいぶ)のがんで
治療を受けた266人について、歯を支える歯槽骨の状態を
エックス線で検査。
健常な人207人と比較した結果、歯槽骨が1ミリ失われるごとに、
がん発症のリスクが4倍以上も高まることが分かった。

頭頸部がんに関連があるとされる喫煙や飲酒をしたことがない人でも、
リスクの増加が認められたという。

2010年01月11日

ライオン、歯周病とメタボリックシンドロームの関連性を解明

ライオン、歯周病とメタボリックシンドロームの関連性を解明

財団法人ライオン歯科衛生研究所は、日本大学歯学部衛生学教室、
前野正夫・教授と共同で「歯周病とメタボリックシンドロームとの関連性」
について研究を進める中で、初回健診でメタボリックシンドローム指標
(肥満・血圧・脂質・血糖値)が全て基準値内と診断された人について、
4年後の健診結果を追跡調査し、初回健診での歯周病の有無
(歯周ポケット有無で判定)と、4年後のメタボリックシンドローム発症
との関連性について統計学的解析を行った。

今回の調査は、20~56歳の有職者1,023名(男性727名、女性296名)
を対象とし、メタボリックシンドローム指標となる4項目
(肥満・血圧・脂質・血糖値)と、歯周病の判定基準となるCPIを測定した。
初回健診でメタボリックシンドローム指標4項目のいずれも基準値内の人を
対象者とし、歯周ポケットの有無(CPI測定)によりグループを分け、
それぞれのグループのメタボリックシンドローム指標4項目の
4年後の変化を解析したところ、対象者の初回歯科健診で、
“歯周ポケット有”の人は全体の20.0%だった。

4年後にメタボリックシンドローム指標が陽性化した項目数が
2つ以上ある人の割合は、初回健診において歯周ポケット有
の人の方が有意に高く、4年後に「血圧」「脂質」の検査結果が
陽性になる人の割合も、初回健診で歯周ポケット有の人の方が
有意に高くなることが認められた。
これにより、「歯周病」と「メタボリックシンドローム指標の陽性化」
には関連性があることが明らかになった。

以上のことから、歯周ポケットを保有している人は、現在は健康でも、
将来メタボリックシンドロームの発症リスクが高くなる傾向があるため、
健康な状態を保つうえで歯周病ケアに留意する必要があることが示唆された。

なお同研究所は、この研究成果を10月11日に開催された
「第58回日本口腔衛生学会」にて発表している。


2010年01月12日

東京医歯大、口臭の広がり画像化、酵素で光らせ撮影、診断・麻薬捜査に応用

東京医歯大、口臭の広がり画像化、酵素で光らせ撮影、診断・麻薬捜査に応用


東京医科歯科大学の三林浩二・教授らの研究チームは、
口臭などのにおいを検知して、においの広がり具合を
画像で再現する技術を開発した。
酵素反応などでにおいの原因物質を光らせ、カメラで撮影する。
健康管理のほか、病気の診断や麻薬捜査などにも有効と期待している。

新技術では酵素などを使ってにおいに含まれる化合物が
発光するように反応させる。
その様子を高感度ビデオカメラで撮影し、リアルタイムで
においの広がりをコンピューター画面に表示する。
また画像解析から、においの原因物質の濃度を測定することも可能だ。

ガーゼと高感度ビデオカメラを組み合わせたシステムを使い、
発光を観察しやすい暗室内で測定する。
被験者は特殊なマウスピースを口にくわえて
ガーゼに向かって息を吹きかける。
ガーゼには酵素などが染み込ませてあり、
におい物質があると反応して光り、その様子を撮影する。

実験ではエタノールの検出に成功。
ガーゼに2種類の酵素などを塗っておき、
息を吹きかけると飲酒などでアルコールを含む呼気の場合は
青い光が広がる様子を観察できた。
画像解析では20~1,200PPM(PPMは100万分の1)の範囲内で
エタノール濃度を正確に測ることができた。

酵素を変えれば、口臭の原因のメチルメルカプタンや
糖尿病の患者に多いアセトンなどほかのにおいを
検出することも可能という。
また、カーテンに酵素を塗りつけたり、
スプレー内に酵素を入れて吹きかけたりすれば、
においの発生源を検出することも可能。
麻薬探知にも応用できると研究チームはみている。

口臭が気になる人の診断のほか、
飲酒後の呼気中のアルコール値を測定して
肝臓の代謝機能を調べたり、
糖尿病やがんなどの病気の目安にしたりするなど、
様々な応用を目指す考えだ。


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